
- 目の奥をえぐられるような痛みがある
- 柱に頭をぶつけたくなるような痛みがある
- 痛みのある側の目が真っ赤に充血したり、涙がポロポロと出る
- 鼻水鼻づまりがある
- 瞳孔が小さくなる
この頭痛は20代後半〜40代くらいの、働き盛りの、しかも圧倒的に男性に多い頭痛で、女性に起きることはまれです。家族歴もあまり関係ありません。
どちらか片方の目の奥が、「アイスピックで突き刺されるように」、あるいは「焼け火ばしを当てられたように」激しく痛むのが特徴で、そのような痛みが、 毎日、夜中から明け方ごろの決まった時間帯に起こり、1〜2時間続きます。
目が真っ赤に充血して、鼻水、鼻づまり、汗、涙などの自律神経症状も出て、ひどい人はそれによって目が細くなったりします。このような発作が1〜2カ月くらいのあいだ毎晩繰り返されるので、この時期を群発期といいます。発作はあるときを境にパタッとおさまり、2〜3年たつと、また同じような痛みが始まります。
群発頭痛も原因はよくわかっていませんが、体内時計が関与しているのではないかといわれています。体内時計は脳の視床下部視交叉上核にあって、私たちの体の日内リズムを刻んでいますが、何らかの原因でこれが乱れると、目の奥にある血管に異常が起きるのだろうと考えられています。