肋骨の開き

肋骨は前と後ろでつながっています。最近はパソコンやスマホなど前屈みや猫背になることが増え、さらに運動習慣も減ったことで、悪い姿勢になり肋骨が広がることが増えました。また普段から肘をつく、脚を組むなど片方に偏ったりしているとゆがみやすくなり、そうした日々の細かい積み重ねで更に広がっていきます。

肋骨がゆがんだり広がったりすると、まず見た目の問題が出てきます。

身体の前の方に出っ張ってしまったり、肋骨の広がりのため体格がよく見えてしまうことがあります。また、肋骨は背骨にくっついているので姿勢にも関係してきます。他にも肋骨の動きの悪さが首や肩の筋肉の緊張にもつながっています。

もう少し詳しく説明していくと、肋骨はプロポーションにかなり影響を与えています。例えば、華奢に見える人というのは、体脂肪が少ないだけではなく肋骨の厚みが薄かったり、幅も狭くなっている人が多いです。モデルやグラビアアイドル、レースクイーンの方々も、そういった方が多いです。

また、肩からデコルテまでの見え方やバストアップにも深く関わってきます。特にウェディングドレスや胸元の開いた洋服を着た時、デコルテの部分が薄くて広がっていると貧相に見えたりするのは、肋骨がゆがんでいる可能性が考えられます。

①肋骨の出っ張りが収まる

②くびれができる

③上半身全体が細くなり華奢になる

④肩幅が小さくなる

⑤肋骨の動きが良くなり、呼吸し易くなる

⑥姿勢を良くする

⑦肩こり、腰痛が軽くなる

女性が憧れるメリハリボディーを作るためには骨格と筋肉のバランスが重要です。さらに骨盤と肋骨の位置関係を整えることにより流線型のくびれのあるボディーラインとなるでしょう。

運動不足や栄養素が偏ることで筋力の低下が進み、反り腰や猫背の方が増えています。骨盤や肋骨がゆがむことにより、肋骨と骨盤の間が狭くなる、筋力の低下により基礎代謝が低下する、それに伴い脂肪もつき易くなってしまいます。

まずは、骨の位置を元に戻して姿勢を正し、身体のバランスを整えます。と同時に、栄養素の過不足も補っていきます。筋力トレーニングや身体の使い方などを見直しながら、一緒に身体を作り直していきましょう。